包茎手術は、見た目の改善や衛生面での向上が期待できる一方で、いくつかのデメリットがあることを知っておく必要があります。手術を検討している方は、メリットだけでなく、デメリットもしっかり理解した上で決断することが大切です。
1. 手術痕が残る可能性がある
包茎手術の代表的なデメリットが、手術痕が残る可能性があること。特に、環状切開法や亀頭直下法などの術式では、ツートンカラーになったり、傷跡が目立ちやすいといわれています。美容面を重視する方にとっては、大きなデメリットになるかもしれません。
2. 感度の変化や低下
包茎手術によって、亀頭が常に露出した状態になると、感度が変化したり低下したりすることがあります。特に、包皮小帯(裏スジ)を切除する手術では、感度低下のリスクが高くなります。
3. 手術費用がかかる
包茎手術は自由診療になるため、保険適用外。つまり、全額自己負担になります。術式によって異なりますが、だいたい10万円~20万円ほどの費用がかかるのが一般的。また、術後の通院や薬代なども別途必要になります。
4. 術後の痛みや不快感
手術直後は、痛みや不快感を伴うことが多いです。特に、包皮を切除する範囲が広い場合は、痛みが強くなる傾向にあります。また、抜糸までの1~2週間は、包皮が腫れぼったくなるなどの不快感も。我慢は禁物なので、痛み止めをしっかり使いましょう。
5. 仮性包茎の場合は手術不要のことも
仮性包茎の場合、必ずしも手術が必要とは限りません。包皮を無理に剥いて清潔に保つストレッチを行うことで、治療できることもあります。リスクを伴う手術をするよりも、まずはストレッチを試してみるのもアリかもしれません。
6. 早漏の可能性
包茎手術で亀頭が露出することにより、刺激に敏感になり早漏になってしまう可能性も。早漏防止トレーニングと併用するなど、早漏対策をしておくことをおすすめします。
7. 性感染症のリスクは変わらない
包茎手術をしたからといって、性感染症のリスクがなくなるわけではありません。セックスの際は、コンドームを正しく使用するなど、性感染症予防を心がけることが大切です。
8. 包皮炎の再発リスク
包茎手術後も、包皮炎が再発するリスクはゼロではありません。亀頭や包皮の隙間に汚れが溜まると、雑菌が繁殖して包皮炎を引き起こす可能性が。術後も、こまめな洗浄を心がけましょう。
9. 時間と手間がかかる
包茎手術は、手術当日だけでなく、術後の通院や処置なども必要になります。忙しい人にとっては、時間と手間がかかるのがデメリットかもしれません。
まとめ
- 手術痕が残る可能性
- 感度の変化や低下
- 費用がかかる
- 術後の痛みや不快感
特に、ツートンカラーや感度低下は、後戻りできないデメリットなので注意が必要。一方で、必ずしも手術が必要とは限らないケースもあるので、まずは専門医に相談してみるのがおすすめです。手術をするかどうかは、メリットとデメリットをよく理解し、自分に合った選択をすることが大切です。